2017年6月17日土曜日

紫陽花の季節です

入梅したものの好天の日が多く、湿度もまだそんなに上がらず
あまり梅雨らしくない6月の半ばです。
どちらも嬉しくはありますが、雨が降らないのも困ります。
この季節の雨は「恵」ですからね。
私の好きな花木、紫陽花も水が大好きです。
雨に濡れたしとやかな様、梅雨晴れ間に水滴を輝かせた様、
そんな姿が紫陽花にはやっぱりお似合いに思います。


スタンダードな青い紫陽花はやっぱりきれい


紫陽花好きなので、アレンジに、教室に、撮影にと生けたくなり
この時期は、ついつい鉢物を買って切って生けて・・・、
いろいろな色、種類の株が増えてしまいます。
庭があるわけでなく、狭いベランダと玄関先に置く鉢の数にも限界が。
で、またまた家の前の緑道ジャック?!で今年も4株植えちゃいました。
そしてベランダを整理して、緑の中に一株、白い紫陽花を。
来年、育った色々な色の紫陽花を生けれるなぁ〜〜思うと、ニンマリです。



緑の中に白が映え、爽やかにまとまりました

青露や弾け転げるガラス玉  綾 

以前、紫陽花の季節に作った自分でもお気に入りの句です。
梅雨もこれからが本番になるのかな。
長雨は鬱陶しく思いますが、
紫陽花の葉に、こんな景色を見つけて楽しく過ごしてまいりましょう。

おまけは、最近観た映画と写真展。
あれやこれやと言い出すと長くなってしまいますので、それは控えて。
映画は「マンチェスター バイ ザ シー」「20センチュリー ウーマン」
写真は「ソール・ライター展」
どれも観たいと思っていて、うまく時間を作れて観れました!
それぞれ、色々な光(見えるものも見えないものも)の美しさを感じ、
余韻が溢れる作品でした。よかったら観てみてください。








追記
ビルケン歴30年近く、なんの根拠もないけどそろそろ卒業と思っていたが、
20センチュリーウーマンを観てやっぱりと・・・この夏のnewビルケン。笑

2017年6月1日木曜日

森林浴と深呼吸の旅へ

5月さいごの週末に、福島県裏磐梯へ出かけてきました。
ずいぶん経ってしまってますが、昨年年末の打ち上げということで、
今回もリースから迎春飾りとお手伝いいただいた皆との旅です。
去年の11月から、裏磐梯に行こう!という事になっていて、
せっかくなら新緑の季節がいいね、と今までお預けにしていました。

正式には「磐梯朝日国立公園」という福島、山形、新潟の3県にまたがる
大きな地域で、今回行ったところはその中の会津・裏磐梯という
ほんの一握りほどの場所。目的は自然散策とホテル。
ホテルは何かの記事で見て以来、ずっと行きたかった「ホテリ アアルト」
使われなくなっていた山荘をリユースし、宿泊施設として蘇らせたホテルです。


裏側の食堂サイドの外

リビングスペースもすごく落ち着きます!

夕飯は地産の食材でフルコース

朝食もたっぷりです

すごくおしゃれなホテルですが、いわゆるデザイナーホテルともちがう
素朴さとシンプルさが、まるで家にいるような居心地の良さを与えてくれます。

そして森林浴は、初日は五色沼自然探勝路をゆっくり。
4km1時間半ほどのコースですが、毘沙門沼でボートに乗り、
ワイワイ歩いて3時間弱・笑。
小さな沼も含めると9個ほど。どれも違った色をしていて不思議です。
底に堆積した鉱物やらで色んな色になっているそう。
そして周りはどこまでも緑、緑、緑です。
翌日は、まずはホテルの敷地の散策路を楽しみました。
いやいや、宿泊施設だけではないですよ、アアルト!!
この散策路の素晴らしいこと。幻想的な森の景色が広がります。
チェックアウト後はレンゲ沼、中瀬沼探勝路から桧原湖畔探勝路と歩きました。
桧原湖は「福島の松島」と呼ばれるらしく、湖の中に木のある小さな島がいくつも。
吊り橋からの眺めも良かったです。


青緑の沼は毘沙門沼

空色の沼は弁天沼

桧原湖畔の吊り橋

アアルトの森は幻想的

天気予報は晴れでしたが、3方を山に囲まれているせいか?
ちょうど上に雲がかかり、時折霧雨が降っていた2日間。
でも歩くときは降られずに、たまの薄日が濡れた木々を煌めかせてくれました。
そりゃあ晴れていたら気持ちは良いのでしょうが、
ありがたみはこっちの方があるかもな〜〜〜、なんて。
緑のミストを浴びて、大きく深呼吸をした贅沢な2日間でした。

帰ってから生けたギフトの花も、緑が多くなりました。笑






出会った景色、そのときの気持ち、そんなものをいつも花に託しているような。
皐月、5月は緑の月でした。
そして6月、雨の季節、水無月のスタートです。
恵の雨を楽しめますように。