2016年7月18日月曜日

夏の実りと草花をカゴにアレンジ

7月16日の土曜日、馬喰町ART+EATさんで花のワークショップをやってきました。
こちらでは30日まで松野屋の荒物雑貨展が開催中で、会期中のイベントととして
お招きいただきました。松野屋さんのワークショップの第二弾!です。
今回は「夏の実りを松野屋のかごに生ける」で、
何点かのかごから、お好きなものを選んでいただいてアレンジ。
ART+EATさんのEATにちなんで、食べ物をちょっと意識して、
花材にカボチャやベリー、リンゴ、カリンなど、果実を多めにご用意しました。


カボチャ、リンゴ、コケモモ、カリンなどの実もの



今回はかご縛りですが、ひとくくりにかごといっても、形や大きさ、
素材に用途といろいろで、それぞれに違う魅力があるというのが
花生けのときのイメージのポイントになります。
ワークショップの前に、私も同じ材料で二つのかごに生けてみましたよ!


手つきのバスケットに

浅い皿状のかごに


手つきのバスケットは、マルシェをイメージ。
ヨーロッパのどこか田舎町の朝市で買い物してきた感じに仕上げました。
浅いかごは、ちょうどお盆ですし、ご先祖様にお供えするかご盛りをイメージして低く。
そんな風に器の特徴を生かして、具体的なイメージを作ってみると、
花と器が引き立てあい、より印象的なアレンジになります。
まったく同じ花材でもこんな風に変わるんですよ!
ぜひ、花を生けるときに少し意識してみてください。
具体的なキーワードやイメージを。



今回もそのままドライになるリースとスワッグを販売しました
空間にグリーンが入ると、なんともいい感じになりますね


出来上がったアレンジでテーブルも賑やか!
美味しいお茶菓子をこのあとみんなでいただきます


このあとかごを何に使おうか?
花を生けたり、野菜を入れたり、小物入れにも、買い物にも・・・。
そんなことをワイワイ話ながらのお茶の時間も楽しく、記念撮影で終了!
暮らしの道具を使ったアレンジならではの楽しさを再発見の1日でした。


2016年7月4日月曜日

自然の景色を生けましょう

7月の最初の週末、まだ梅雨の明けぬころですが、
栂池自然園という長野の国定公園に行ってきました。
ここ数年は8月の声を聞くと、もう秋冬のリースを作り出します。
そしてそのまま年末まではノンストップ状態に!
どうしてもその前に、大きな自然の中に行っておかないと!!
ということで、以前から行ってみたかった場所に深呼吸の小旅行です。


今回はヒュッテに1泊!

1日目は予想より天気良くて最高の景色
  

とにかく木道大好きです
その先に何があるのかな?

道標も大好き
私にとっての道標は「花、植物」

湿原の広がりは心も広げてくれるよう


身近な自然でも楽しめる得な性格ではありますが、時々大きい自然を感じたくなります。
自分のいつもの場所でないところにも色々な営みがあることを教えてくれます。
そして、いつも居場所に戻って、またしっかりと足元を見ながら頑張ろう!
そんな気持ちにしてくれるのです。
だから大きい自然と小さい自然、どっちも大切。



野にあるように生けましょう
マルバノキと岡虎の尾


マイナスイオンをいっぱい吸って、 万緑を満喫してきて、さあ花を生けようっと。
栂池では咲いてない花ですが、マルバノキと岡虎の尾を黒のコーヒーカップに、
森の景色をイメージして生けました。
見た景色、感じたものを大切に、そこに佇むように生けたい。
何年も花を生けていく中で、自分の中で確立してきた花は、そんな花です。
見たままである必要はなくって、消化して心の引き出しにあるものを
花や植物の力を借りて表してみる。
そんな風に生けてみると、また世界が広がって、楽しみも増えますよ。

やっぱり自然は偉大です。大切なことをたくさん教えてくれます。
「あら、行ってみたい」と思った方はぜひぜひ、お出かけください、自然の中に!