2016年10月20日木曜日

秋うらら 実りの季節を生ける

10月15日から17日の3日間、横浜三渓園内の食事処「待春軒」にて
”秋うらら”というタイトルで初めてのグループ花展を開催しました。
メンバーは6名。それぞれがフリーランスであったり、花店を経営していたり。
普段は早朝の花市場の売店前で、仕入れの合間の休憩に集ってはお茶を飲み、
よもやま話に盛り上がり、ケラケラと笑っている6人です。
私にとっては花を生けて30年、初めての試みでした。

夏に下見を兼ねて打ち合わせをして、前日14日に皆それぞれの花を生けました。
一人3点。うち2点はお店の横のテラス席?スペースに2点。
あと一点は店内の方ですが、私はそこではお店の前の外スペース担当です。
個人のテーマは「いつかの風景、どこかの景色、旅する花」
この場所の借景をいただいて、景色を描くように、風景になるように、
そしてそこから心の旅に出かけるような、そんな花を生けたいと思いました。
それから、個々には勉強中の俳句の季語をタイトルに
情景や風景をイメージする花生けをしてみようと。


外の石テーブルを一番に選ばせてもらいました。

「天高し」
秋は大気が澄み、晴れ渡った空が高く感じられる
 
「秋ともし」
夜長をあかあかと照らす 灯は人を思索へと誘い、静けさを感じさせる
「花野」
秋の草花が一面に咲き乱れる広々とした野原である
華やかさとともにどこか淋しさも感じさせる

こんな3つの花生け。自分らしく表現できたかと思います。
ご覧いただいた方々に、いつかの風景、どこかの景色へ、
心の旅へお出かけいただければ幸いです。





2日間は好天に恵まれ、3日目は雨が降りました。
外の花は雨の中でもしとやかに綺麗に景色に溶け込んでくれました。
3日間、たくさんの方にお越しいただき、本当に嬉しかった。
仲間6人、それぞれの花に敬意を持ち、開催できたことも感謝です。
花を生ける幸せをかみしめた3日間でした。
またこの経験を糧に、これからも花を生けていきたいです。
ありがとうございました。

そして、ひとつ宣伝


ワークショップやります!


ただいま募集中です。
秋の草花、ご一緒に楽しみませんか?お待ちしております!!

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