2013年9月16日月曜日

台風一過の空の色

大きな台風が過ぎて行きました。
西の方では大きな被害が出てしまいました。
この夏は酷暑とあちこちでの水害にどうなってしまうのか?と
今後の自分の住む国の気象状況に、危惧を抱かずにはいれない夏でした。

私は植物という自然のものと仕事をしていますので、自然の恵に感謝してますが、
自然は大きな脅威でもあることを忘れてはいけなですね。
そして、私自身が自然界の小さな自然であることも。

台風が過ぎ去った夕方の空はひときわきれいでした。
うちの中が薄紫色に染まってるからベランダに出てみたら!!!


水色から薄紫とピンクの空にお月さま

こんなにキレイな夕空でした。
吸い込まれるように見ては「幸せだ〜〜」としみじみ感じて、
四季のある国に生まれたことに感謝です。
秋が来ますね。



2013年9月2日月曜日

「根のあるもの」と「切り花」と

残暑が厳しく、なかなか花を生ける気になれない9月の初め。
家の中にある観葉植物や多肉植物、エアープランツなどのグリーンと、
窓からの桜並木や、小さなマイベランダガーデンの景色で癒される毎日です。

タイトルの「根のあるもの」は今説明したような根っこのある植物。
いわゆるアレンジメントという切り花の仕事からスタートし、
少ししてちょっと窮屈感を覚えたときに、庭のデザインを勉強しました。
やってみて分かったことは
「自分がなぜ花を生ける事を始めたのか?」の問いへの答えのようなものでした。
簡単に言えば「自然のある景色が好きだから」ということ。
根のあるものを知ることで、切り花だからこその美しさもわかりました。
そうしたら窮屈感もなくなりました。
そして、今の自分の花生けの基本がそこにあります。
切り花の仕事がメインではありますが、時々庭の仕事をいただくことも。
バランスが上手く取れ、自分の「根っこ」を見失わずにいられます。

8月末に、小澤典代さんの新刊「雑木のある庭に暮らす」という本が発売になりました。
この中で、そんな時々の庭仕事をさせて頂いた方のお庭が何軒か登場しています。
アドバイザーとしてのお手伝いもさせていただきました。
いわゆる庭造りの本ではありません。
人と植物(庭)との大事な関係とそこから生まれる営みがいっぱい詰まった素敵な本
(勝手な解釈です!)です。ぜひご覧ください!


装丁も素敵です

ブログのタイトルでもある「根のある暮らし」も
自然と繋がる日々の営みをタイトルにしたものなんですよ!